循環型社会をめざして

水や大気の汚染、森林伐採、砂漠化など世界中で地球環境の破壊が叫ばれる中、有効な対策の一つとして先進諸国は循環型社会へのシフトを進めています。当社では日本鉄鋼連盟の自主行動計画に基づき、副産物の埋立処分量を1990年における実績の25%未満に削減する目標を立て、種々のリユース・リサイクル技術の導入・開発に取り組んでいます。

副産物のリユース・リサイクル

2010年度の当社における電気炉製鋼法に伴って発生する副産物は、社内発生スクラップ33.0万トン/年(全量リサイクル)と製鋼スラグ等42.8万トン/年(有効活用量31.2万トン/年、埋め立て等4.4万トン、保管量7.2万トン/年)です。高まる環境規制により、フッ素含有の副産物が資源化できず課題となっておりますが、当社は技術開発により、特殊鋼の精錬に蛍石(フッ化カルシウムが主成分)を使用しない蛍フリー操業さらに使用済みのスラグをブリケット化して再使用するリユース操業を拡大し、未活用副産物を削減していきます。また、当社のスラグは路盤材として社会資本の整備に活用されてきましたが、昨今の公共事業の減少により、2010年度は在庫量が7.2万トン増加しました。新たな用途を開拓し、有用な資源として活用できるよう取り組んでいきます。

リサイクル率と埋立量の推移

製鋼スラグのリサイクル

道路建設用の路盤材として使用されてきた製鋼スラグは、2000年制定のグリーン購入法によって調達品目に選定されました。
製鋼スラグは、天然資源保護や温室効果ガス発生抑制等の地球環境保護・保全に寄与貴重な再生資源です。当社では適正な品質管理のもとに製鋼スラグ製品を製造・販売しています。販売にあたっては、鐵鋼スラグ協会作成の「鉄鋼スラグ製品の管理に関するガイドライン」に準拠した「鉄鋼スラグ製品の販売管理に関するマニュアル」を策定し遵守することで、販売先・用途の確認等を徹底してきました。2009年には、鉄鋼スラグ製品を安心してご使用いただくため、より一層の管理充実を目指した本ガイドラインの改訂が行われ、当社も、これに合わせて本マニュアルを改訂整備するとともに、遵守状況について第三者認証を受けています。これからも製鋼スラグ製品の製造・販売の管理を強化
し、皆様に安心してご使用いただけるよう努力していきます。

製鋼スラグ資源化量の推移

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