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2013年 6月25日

大同特殊鋼株式会社

スリムバッチ真空浸炭炉「シンクロサーモ®」発売
― 必要な時に、必要な量だけ“オンデマンド熱処理”を実現 ―

シンクロサーモ

大同特殊鋼株式会社(社長:嶋尾 正)は、スリムバッチ真空浸炭炉「シンクロサーモ®」を発売しました。シンクロサーモは、ギヤなどの浸炭*1処理品を平面的に並べた1枚のトレーを1バッチとして取り扱います。冶具を段積みして大容量のバッチを構成する従来型の浸炭炉と比べて1/10以下のスリムバッチ化を達成し、必要な時に必要な量だけ熱処理する「オンデマンド熱処理」を実現しました。その結果、従来前後の加工工程間で発生していた中間在庫が削減されます。また、窒素を用いた加圧ガス冷却方式の採用により、クリーンな生産ラインを構築できます。さらに、モジュールサーモ*2で好評のレシピ(熱処理条件)計算ソフト「浸炭くん」、操業支援システムなどのスキルフリー化機能を継承することで、生産ラインのスムーズな立ち上げを実現します。

  • *1 浸炭 鋼の表面に炭素を浸透させることで部品の表面に炭素濃度の高い層をつくり、耐摩耗性、耐疲労性、硬さを向上させる熱処理。
  • *2 モジュールサーモ 当社が2004年に販売を開始した真空浸炭炉。
  • ※ シンクロサーモ/SyncroThermは当社およびドイツALD社の登録商標です。

1. 背 景

従来型のガス浸炭炉は、高温かつ爆発の潜在的リスクを抱えているため、前後の加工工程とは別の建屋に設置されることが多く、また、雰囲気ガスの微調整など処理品の品質に影響する設備の管理項目を、現場の熟練作業者に依存する体制が課題とされてきました。一方、モジュールサーモに代表される真空浸炭炉は、周囲への放熱がなく、爆発リスクが解消されたため、加工工程と同じ建屋内に効率的な生産ラインを構築することが可能となりました。また、レシピ計算ソフト、操業支援システムなどのスキルフリー化 技術の開発により、熟練作業者への依存度が軽減されました。

浸炭の前後工程である機械加工工程、さらに上流の鍛造工程では処理品が1個単位で流れるため、最近では、熱処理工程においてもバッチの大きさを極力小さくしたいというニーズに対応可能な真空浸炭炉が求められていました。

2. シンクロサーモの特長

(1)スリムバッチ
1バッチの構成はギヤ個数で10~30個、重量で最大50㎏
在庫削減、高速昇温、高速冷却、歪みばらつき低減、トレーサビリティ向上
(2)クリーン
焼入油を使用しないため後洗浄工程が不要
アセチレンガスの適時適量制御によりスス発生量を大幅に低減
(3)スキルフリー
レシピ計算ソフト、操業支援システムにより作業者の負荷を大幅に軽減

3. 国内製造・サービス体制を確立

シンクロサーモは、ドイツALD社が開発した基本技術をもとに、当社が日本市場向けにカスタマイズして設計・製造します。今秋には当社滝春テクノセンター(名古屋市南区)にシンクロサーモの実証炉を設置し、ご見学・試作などの受け入れ体制を整備します。

当社は鋼材部門と連携して万全のサポート体制を取るほか、シンクロサーモを活用した材料開発・プロセス開発を通して新たなソリューションを提案してまいります。

4.その他

7月3日~5日に東京ビッグサイトで開催されるサーモテック2013(第6回国際工業炉・関連機器展)にシンクロサーモを出展します。

以 上

お問い合わせ

大同特殊鋼株式会社
機械事業部 営業部 名古屋営業室 堀

TEL 052-613-6805

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