現在の仕事内容と魅力を教えてください。


経理部門の仕事として、チタンの生産にかかるコストの集計や分析を行っています。また製造室の改善活動にも関わり、改善効果がどのように収益に貢献できているかを分析し、収支表にまとめ実績として会社に伝えています。さらに実績から製造室と協力して収支計画を立てるのも重要な仕事です。年間や下半期などのスパンで精度の高い計画を立てるためには、現状や環境の変化をしっかりと読み取ることが大切です。「どれくらい利益が見込めそうか」「どのくらいのコストがかかるのか」など細かい数字を詰めていきます。私が集計し、まとめ上げた数字は経営層も目を通し、設備投資など経営判断の指針にもなるため、的確な情報を提供できるように心がけています。私の担当するのはチタン製造部門ですが、工場の他のラインや他工場の数字も目にすることが多く、会社全体を見渡しながら仕事が出来るのが魅力です。若手のうちにこのような経験ができることに感謝しています。
大同特殊鋼に入社を決めた理由を教えてください。


大学で学んだ会計の知識をいかしたいと思い、就職先はメーカーの経理部門を希望していました。メーカーの中でも幅広い産業に関わっている企業で活躍したいとも思っていました。大同特殊鋼は自動車のエンジンといった身近な部品から、航空機など規格の厳しい部品まで幅広い分野で貢献しているところに魅力を感じました。また大同特殊鋼ならではの働き方も入社の決め手になりました。新入社員一人に対し、一人の先輩がサポートしてくれる「ブラザー制度」や若手でも自分の成長に繋がるような仕事を任せてくれる環境など、ここなら安心して働けて、人間的にも大きく成長できそうだと思いました。実際、ブラザーはもちろん、頼りがいがある先輩が多く、仕事はひとりで抱え込まず、みんなで協力してやり切ろうとするチーム力がこの会社の強みだと感じています。
仕事で達成感が得られたエピソードを教えてください。


経理の大きな仕事は、決算業務や収支報告資料の作成です。これらの仕事で苦労したのは数字の読み取り方です。初めての収支報告資料では、収支報告に必要な数値を集めることはすぐにできました。しかし、「なぜその数値が出てきたのか」「他の数値との関連性はどうなっているのか」「今後はどうなっていくのか」といった数字が示す意味を理解できず、次の判断に生かせるような資料作成ができなかったのです。そこで私は上司や先輩のアドバイスをもらいながら、営業部門や生産管理、製造室に直接話を聞きに行くことにしました。すると「この状況において、この数字は良いのか悪いのか」「この状況はどこまで続くと考えられるのか」など違った視点からも数字を把握できるようになりました。それまで別々だと思っていた情報の共通部分が見えてくると、情報をひとつにまとめやすくなり、納得できる収支報告資料を作ることができました。こうした経験から、視野を広げて数字を読み取ることができるようになって、今ではさまざまな情報をまとめる力が養われたと感じています。しかし、数字を見て、その裏にあるストーリーを想像する力はまだまだ未熟だと感じています。数字から次の展開を予測し、先手を打てるような経理のキーマンになるのが目標です。
一日のスケジュール
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7:00
起床
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7:20
寮を出発(電車通勤)
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8:30
出社・メールのチェック・一日の予定を確認
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9:00
各部署からの問合せ対応
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10:00
ミーティング
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12:00
昼食
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13:00
製造コストの分析
収支報告資料の作成
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17:30
退社
先輩と夕食 -
20:30
帰宅
テレビ・ネット等でリラックス -
00:00
就寝