
「モノづくりがこんなに楽しいなんて知らなかった。」
DMKプロジェクト始動から1年以上たった今、そんな声が大同内では聞かれるようになった。
「現場が活気づいて、社員が元気よく変わっていくのを見るなんて、経営者にとって最大の喜びですよ。」
そう語る小澤の笑みは、会社を率いる社長の顔であると同時に、モノづくりの楽しみを伝えることに成功した先輩技術者としての満足の笑みでもあった。
最後に、大同において今後最も進化するポイントは?と問うと、
「“アドバンスト大同人”。最も進化するのは人でしょうね。」
と自信を持って答えた。
大同の未来ビジョンとは、企業としての利益を増幅させるという意味の企業価値にとらわれず、社会に貢献する価値ある商品、真の尊い鋼を生み出す企業への成長であり、それを実現するのは、モノづくりの楽しさとパワーを理解した“進化した”大同人なのである。 |