トレーサビリティシステムTraceability System

金型用鋼材トレーサビリティシステム(中国国内限定)終了のお知らせ

当社は中国において2018年6月から金型用鋼材トレーサビリティシステムを提供してまいりましたが、2022年12月頃をもってサービスを終了させていただくこととなりました。
これに伴い、販売店からの新規の販売証明書の発行業務は2022年6月中旬頃をもって終了いたします。また、すでに発行された証明書に記載されたQRコードを用いた履歴照会は2022年12月頃に終了いたします。
今までご愛顧いただきましたお客様には深く御礼申し上げますとともに、この度のご案内となりましたことを心よりお詫び申し上げます。

このたび大同特殊鋼は、中国市場において
より安心してNAK80をご使用いただくため
「金型用鋼材トレーサビリティシステム」を導入しました
クラウドで取引履歴を管理し、偽装品の混入を防止します

(2018年6月11日 稼働開始)

トレーサビリティとは

「トレーサビリティ(Traceability)」とは、直訳すると
「追跡(trace)」+「可能性(ability)」。
モノの生産履歴や流通経路を記録し追跡できること、またその仕組みを指します。

金型用鋼材は、数段階の販売店を経由して流通します。その過程で、当社出荷時の寸法から、お客様の求める大きさに切断されるため、真正品かどうか判断しにくい問題がありました。

その問題を解消したのが、当社が新たに導入する「金型用鋼材トレーサビリティシステム」。切断後の鋼材でも取引履歴の追跡が可能で、偽装品の混入を防止できます。

システム導入の背景

現在、世界中の様々な市場で、多くの偽装品が流通し、深刻な問題となっています。
大同特殊鋼が誇るプラスチック金型用鋼材「NAK80」でも、偽装品の流通が多く確認され、「より確実にNAK80を購入したい」というお客様のニーズが高まっています。

そこで、当社は凸版印刷株式会社とクラウドサービスを利用した「金型用鋼材トレーサビリティシステム」を共同開発いたしました。これにより「正真正銘のNAK80」であることを、ごく簡便な方法で確認できます。※1

本物の品質と信頼を。
より安心してNAK80を使って欲しい。それが当社の願いです。

システムの特長

  • 本システム導入済みの販売店は、「販売証明書」を発行できます。
  • 本システム導入済みの販売店からNAK80を購入したお客様は、「販売証明書」に印刷されたQRコード※2をスマートフォン等で読み取ることにより、取引履歴や成分情報を確認できます。※3
  • 金型製作を外部委託しプラスチック成形品を製造するお客様は、購入する金型と一緒に、素材の「販売証明書」を納品するよう金型メーカーに要望することで、本システムを活用できます。
<販売証明書イメージ>

高度な偽造防止技術が施されています

切断した鋼材でも一品一葉で発行できます (2kg未満を除く)

クラウドサービスを利用しているため
24時間365日いつでも照会可能です (システムメンテナンス期間を除く)

QRコードの読み取りは動作確認済の
「微信(WeChat)※4」を推奨します

履歴照会画面の例

システム構成イメージ

※1 中国市場で流通するすべてのNAK80に対して、真贋を判定するものではございません。
本システムを導入していない販売店から購入したNAK80は対象外となります。
龍記(LKM)グループ販売分に関しては、同社独自システム(LKM_ID)にて管理されております。

※2 「QRコード」は、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

※3 2018年6月11日現在、本システム導入済みの販売店では、4月18日当社出荷分より成分情報が確認できます。
6月12日以降に本システムを導入する販売店では、導入後に当社を出荷するロットから成分情報が確認できます。

※4 「微信」「WeChat」は、Tencent Holdings Limited の登録商標です。

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