大同特殊鋼株式会社(社長:清水哲也)は、「3Dプリンタ用高造形性ダイス鋼粉末」で日本粉末冶金工業会の2024年度工業会賞原料賞を受賞しました。工業会賞は、1979年度に粉末冶金工業普及事業の一環として創設され、2024年度で46回目です。その部門の一つである原料賞は、優れた原料粉末を表彰することを目的としています。
今回受賞した高造形性ダイス鋼粉末は、当社の3Dプリンタ用合金粉末AMDAPTMシリーズのLTXTMという製品で、主にダイカスト金型用部品に使用されています。同粉末は当社が独自に開発した合金組成によって、金型として必要とされる硬さを保ちつつ、大型造形を可能とした点が主な特徴です。また、特定化学物質障害予防規則に基づく健康被害防止措置対象のコバルトを使用しない点も高く評価されました。
当社は今後もお客様との共創活動を通じて、3Dプリンタ用合金粉末の実用化を広く推進し、サステナブルな社会の実現に貢献していきます。
なお、2025年5月28日に京都大学で開催される一般社団法人 粉体粉末冶金協会の春季講演大会「工業会賞受賞記念特別セッション」において、今回受賞した「3Dプリンタ用高造形性ダイス鋼粉末」について講演します。


以上