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プロセス技術開発

当社の様々な生産技術強化を図るため、精錬凝固技術、塑性加工技術、計測・制御技術、分析・評価技術を駆使し、技術開発を行なっています。
特に特殊鋼分野に関しては、溶解から圧延・製品保証に至るまでの一貫したプロセス技術・システム技術を基に連携体制を確立しています。

開発事例

加圧溶解炉

加圧溶解炉

加圧窒素雰囲気下での溶解・鋳造により、溶鋼への窒素添加量を増加させ、特性を飛躍的に向上させた超高窒素含有鋼の製造が可能です。

熱間鍛造シミュレーション

熱間鍛造シミュレーション

制御鍛造~熱間鍛造における各種組織、機械的性質予測が可能で、最適な特性を得るための鍛造工程設計を実現しました。

GD-OESによる表面分析

GD-OESによる表面分析

スパッタなどの成膜、メッキ・熱処理材などを、表面から深さ方向にかけて分析し、表層部の評価・解析を迅速に行うことにより、材料開発に寄与しています。

形状検査・外観検査

形状検査・外観検査

画像処理技術や3D計測技術を利用して、複雑形状部品の形状・外観検査装置を実現し、検査プロセスの効率化を図ります。

(左図 3Dスキャン図)

自動車排気系用高耐食ステンレス鋼溶接ワイヤ

自動車排気系用高耐食ステンレス鋼溶接ワイヤ

自動車排気処理系用に開発した溶接ワイヤ「WSR43KNb」は、高Nb添加により、従来のソリッドワイヤやMCWよりも耐食性に優れ、耐溶接割れ性も確保しています。

開発テーマ

製鋼・精錬・凝固 金属材料溶解鋳造技術 鉄合金、非鉄合金(Ti、V、Mg・・・)
新製造プロセス(高窒素鋼、アトマイズ粉末、鋳造品)
解析技術 鋳造・凝固解析(精密鋳造、二次溶解、CC等)、ガス流れ解析
切削・塑性加工 難加工性材料の塑性加工技術(超合金、チタン合金等)
組織制御技術(圧延、鍛造における組織制御)
塑性加工・切削数値解析技術(組織予測、破壊予測、工具寿命予測など)
各種塑性加工評価技術 (スパイクテスト、テーパカップ試験)
粉末成形技術
高能率切削加工技術
計測・制御・接合 非破壊検査技術(超音波探傷、渦流探傷)
計測技術(寸法計測、画像処理)
接合技術(ロボット溶接、溶射)
接合材料設計(チタン、フェライト系ステンレス鋼、各種溶射材料他)
分析・評価 各種分析評価技術(成分、介在物、表面状態)