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電磁材料研究

日々進化の著しい情報通信分野 、低燃費化や安全・快適化が進む自動車、これら最新技術の一翼を担うのが高性能電磁材料です。さらなる高性能化を目指して、新電磁材料と応用製品の開発に取り組んでいます。

開発事例

熱間加工希土類ラジアル異方性リング磁石

熱間加工ラジアル異方性リング磁石『NEOQUENCH-DR®』

超急冷によってナノ結晶化した薄片をホットプレスでバルク化し、熱間押出し成形したネオジム系磁石。大同独自の製造プロセスにより、省重希土類元素かつ高耐熱性を有する磁石の生産が可能となりました。 主な用途は、電動パワーステアリング[EPS]用モータです。この磁石により、モータの小型化、スムーズな始動、スムーズな回転を実現しました。

熱間加工希土類ラジアル異方性リング磁石は、

電磁界解析技術

電磁界解析技術

磁性材適用製品の高性能化を目的として、電磁界解析技術を蓄積してきました。磁場解析を主とし、熱、運動、電気回路、振動などとの組合わせが可能です。適用例として、モータ、リアクトル、着磁ヨーク、誘導加熱などがあります。

圧粉磁心用軟磁性粉末

圧粉磁心用軟磁性粉末

大同独自の噴霧法で作製した軟磁性粉末に独自の絶縁皮膜処理を施しました。これをプレス成形した圧粉磁心は、最近HEV用や太陽光発電用のリアクトルへの適用やモーター磁心への適用検討など、従来のスイッチング電源用チョークコイルの磁性部品より応用が広がっています。

開発テーマ

磁石材料、評価技術 熱間加工希土類異方性リング磁石
熱間加工希土類異方性板磁石
次世代高性能磁石材料
軟磁性材料および応用 軟磁性粉末材料(合金設計技術、粉末製造技術)
リアクトルの実体評価技術
高周波用磁性材料
電磁界解析技術 モータ特性解析
リアクトルの電磁界解析
電磁界シミュレータによる高周波解析技術
各種磁場解析
機能材料 Liイオン電池負極材
熱電素子材料