大同特殊鋼株式会社(社長:清水 哲也)は、知多第2工場(愛知県知多市)に鍛延品の熱処理・加工・検査ラインを構築しました。本ラインは渋川工場(群馬県渋川市)から、鍛延品の鍛造後の工程機能を移管するものであり、最新鋭設備の導入と工程間搬送の自動化により効率化をめざしました。本ラインの整備は「高合金プロセス改革プロジェクト」の一環であり、当社は一連の改革によって全社的な生産体制の最適化を進め、拡大する高合金需要への対応力強化を図ります。なお、8月17日には当社関係者による本ラインの竣工式を執り行いました。
当社は、高合金の生産プロセスを抜本的に変革する戦略投資「高合金プロセス改革プロジェクト」を360億円規模で推進しています。本プロジェクトでは、成長する航空宇宙産業における永続的なプレゼンスの獲得に向けて、航空宇宙分野で使用されるエンジンの大型回転体およびターボポンプ向けなどのニッケル基合金素材の、アジア初のプライム認定獲得をめざしています。具体的には、渋川工場において国内最大級となる最新鋭の大型4面鍛造機の導入と、高合金の溶解能力の増強や、加工・検査ラインの自動化を追求した刷新を進めており、知多第2工場では高級鋼用の特殊溶解設備2基の増設と、今回の効率的な生産ラインの構築を実施しました。
渋川工場は、当社の自由鍛造および高合金の一次溶解を担う拠点です。これまで、高合金のほかステンレスや工具鋼なども製造しながら、棒鋼など比較的単純な形状の素材製品である鍛延品と、軸状や円盤状など顧客ニーズに応じて成形する火造品の双方を生産してきました。
今後、拡大する高合金需要への対応力を高めるために、本プロジェクトを通じて渋川工場の高合金溶解のマザー工場化および火造品への特化を推進し、全社的な経営基盤の強化をめざします。
知多第2工場に構築した熱処理・加工・検査ライン
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