特殊鋼とは、その名の通り、特殊な性質を持った鋼(はがね)のこと。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、実は「人々の暮らし」や「産業の発展」に欠かすことができない素材です。SCROLLさまざまな特性特殊鋼のライフサイクル特殊鋼の種類鉄に添加する炭素以外の元素の種類や量に応じて、熱に対する強さ、硬さ、強靭さ、さびにくさ、摩擦・摩耗への強さ、加工しやすさなど、その特殊な性質は決まります。熱に強い特殊鋼高温でも摩耗しにくくなります 航空機のエンジンなどで活躍硬い特殊鋼摩耗に強く、変形しにくい 切削工具や金属、プラスチックを成形する際に欠かせない金型に強い特殊鋼繰り返される引っ張り、圧縮、回転、往復運動などの力に長く持ちこたえる 材料の強度を高めることで、自動車や機械の軽量化、長寿命化に寄与さびにくい特殊鋼優れた耐食性を発揮 腐食しやすい環境で長寿命加工しやすい特殊鋼切削加工に適した、削りやすさを高めた材料 精密な加工を可能とし、仕上げ精度が向上磁性のある特殊鋼磁石につく 磁気的な性質を利用し、モーターや記録装置に用いられます磁性を抑える特殊鋼磁石につかない 強い磁場を用いる環境で、磁化されてはならない機器に用いられます。しなやかな特殊鋼柔軟で弾力に富み、よくしなる 曲げに強く、力が加わっても元に戻りやすい添加する主な元素のはたらきマンガン強さ、硬さが増すニッケル粘り、強さが増し、熱に強くなるクロムさびにくくなり、摩耗に強くなるモリブデン高温での強さ、硬さが増すバナジウム高温での強さ、硬さが増す。特に摩耗に強くなるチタン表面を硬くし、さびにくくなるビスマス削りやすさが増すタングステン高温での強さ、硬さが増す特殊鋼のライフサイクル
特殊鋼とは、その名の通り、特殊な性質を持った鋼(はがね)のこと。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、実は「人々の暮らし」や「産業の発展」に欠かすことができない素材です。SCROLLさまざまな特性特殊鋼のライフサイクル特殊鋼の種類※下のボタンをクリックすると画面が切り替わります※下のボタンをタップしてください再生製品として使用され、役目を終えた特殊鋼。しかし、その“人生”はまだまだ終わりません。鉄製品はリサイクルされ、鉄スクラップという資源に再生されます。新たに生命を吹き込まれた特殊鋼は、再び社会で活躍するのです。鉄スクラップ私たちが作る特殊鋼の主原料は、鉄スクラップ。自動車などの製造工程、使用済の鉄製品や建物などから日本国内で1年間に約5千万トンも発生します。鉄スクラップを特殊鋼に製品化することで環境負荷の低減に貢献しています。溶かすアーク炉の中で、雷のような強い放電を行い、鉄スクラップを1600℃の高温で溶かします。この工程で、鉄スクラップに新しい命が吹き込まれます。精錬する「精錬」という工程では、鉄スクラップに含まれる不純物をきれいに取り除きます。そして、マンガンやニッケル、クロムなどを加え、鋼の成分を整えます。固める液体状に溶けた鋼を冷やしながら固めるのが、「鋳造」と呼ばれる工程。「連続鋳造」という方法では、溶けた鋼を筒状の鋳型に注ぎ込んで少しずつ冷却し、固めながら鋼を連続的に引き出していきます。延ばす「圧延」という工程ではローラーで大きな力を加えて鋼材を延ばし、大きさや形を整えていきます。圧延を繰り返しながら、お客さまが求めるサイズ・形状に調整していきます。鍛える刀鍛冶が鋼をたたいて刀を作る時のように、熱した鋼材をハンマーなどでプレスする工程を「鍛造」といいます。特殊鋼に大きな力を加え、形を整えます。検査鋼に含まれる成分や硬さは適切か、キズがないかなどを検査し、求められる基準をクリアした製品のみがお客さまの元に届けられます。出荷完成した製品の輸送方法は、主にトレーラー、船舶、貨車の3種類。出荷先や製品の種類に応じて輸送方法が選ばれます。加工主に棒鋼や線材の形で出荷された特殊鋼は、自動車や産業機械などのメーカーでエンジン部品や各種機械部品などに加工されます。自動車のギアやシャフト、ベアリングなどの部品に姿を変えます。製品化自動車や航空機などの輸送機器、火力発電所の設備、パソコンなどの情報機器に、大同の特殊鋼が使われています。私たちの目に直接触れる機会は少ないですが、特殊鋼は暮らしや産業に欠かせない素材なのです。特殊鋼の種類
特殊鋼とは、その名の通り、特殊な性質を持った鋼(はがね)のこと。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、実は「人々の暮らし」や「産業の発展」に欠かすことができない素材です。SCROLLさまざまな特性特殊鋼のライフサイクル特殊鋼の種類特殊鋼は、その用途、含まれる成分により細かく分類されます。主な特殊鋼特殊鋼は、構造用鋼、工具鋼、その他の特殊用途鋼の3つに大分類され、それぞれの中でも細かく種類が分かれています。構造用鋼土木、建築、橋梁、船舶、車輛、機械、機器その他各種構造物の構成部品として、主に強さを保持する目的で使用される鋼。工具鋼切削工具、金属やプラスチックを成形する金型に用いられる鋼。ステンレス鋼表面に不動態被膜という、非常に薄い保護被膜を形成する働きを持ち、錆びに強く、美しい状態を維持する鋼。主に鉄に11%以上のクロムを含有する合金鋼。耐熱鋼高温または高温高圧の環境下で使用され、適当な強度と耐酸化性を有する各種合金鋼。超合金高温で高強度を示す耐熱材料。鋼の耐食性また耐熱性を改善するために合金元素を多量に添加した合金。スーパーアロイとも呼ばれる。ばね鋼自動車や車両用の板ばねや時計用ぜんまい等、各種ばねに用いられる鋼。軸受鋼ベアリング(軸受)のレース、ボール、ローラー等の部分に用いられる鋼。快削鋼被削性(削られやすさ)を高めた鋼。切削加工の効率化、部品の仕上精度が求められる際に使用される。特殊鋼の熱処理鋼が本来持っている特性を最大限に引き出すために、鋼を適当な温度に加熱し、適当な速度で冷却する処理のことを“熱処理”と呼び、目的に応じていろいろな方法があります。焼なまし適当な温度(700〜900℃)に加熱し、炉中でゆっくり冷却すること。結晶・組織を調整し、また、内部歪(ひず)みを除去し、軟化させる。焼ならし適当な温度(850〜950℃)に加熱し、大気中で放冷すること。組織を微細化する。焼入れ適当な温度(850〜950℃)に加熱し、油または水で急冷すること。硬くして強度を増加させる。焼戻し焼入れに引き続き、適当な温度(例えば強靭鋼では500〜750℃)に再加熱後、冷却すること。焼入れ時の不安定な組織を安定化させ、かつ靭性を増加させる。浸炭鋼の表面に炭素を浸透させ部品の表面に炭素濃度の高い層を形成してから、急速冷却(焼入れ)することで耐摩耗性、耐疲労性、硬さを向上させる。窒化鋼の表面に窒素を吸収させることで窒化化合物を生成し、表面層の硬さを向上させる。さまざまな特性
私たちが作る特殊鋼は、人目に触れることの少ない製品。しかし実はとても身近で、重要な場所に使われています。一つひとつの製品がどんな役割を果たし、どんな可能性を拓こうとしているのか。その中の一部をご紹介しましょう。 SCROLL 自動車の進化を、今日も支えています。急速な勢いで進化を遂げる、自動車の性能。それを見えない場所で支えているのが大同特殊鋼の製品です。エンジンやトランスミッションなど自動車の主要な部分には、必ずと言っていいほど特殊鋼が使われています。エンジンバルブ素材高速で動き、燃焼ガスを吸排気する部品がエンジンブルブ。900℃の高温でも変形や摩耗が起こらない性能が求められます。大同特殊鋼はエンジンバルブ素材を供給しています。「高合金」ページへ閉じる ステンレス・高合金耐食性、加工性、耐熱性、磁気特性などに優れたステンレスや、ニッケルやクロムの比率を高め、さらに耐久性を高めた高合金も幅広く取りそろえています。「ステンレス鋼」ページへ「高合金」ページへ閉じる クランクシャフトピストンの往復運動を回転運動に変化させるエンジン部品。高速回転時の大きな荷重に対応する、中心部まで均一に鍛錬された強靭性を持っています。「型打鍛造品」ページへ閉じる タービンホイール850℃以上に達する高温の排気ガスによって高速回転するタービンホイール。大きな負荷に対応する優れた強度と耐久性を実現しています。株式会社大同キャスティングスの製品です。「耐熱合金」ページへ「タービンホイール」ページへ閉じる タービンハウジングタービンホイールを収めるハウジング部には、燃費向上を意図した燃焼温度上昇に対する耐熱性と、軽量化のための薄肉化が求められます。株式会社大同キャスティングスの製品です。「耐熱合金」ページへ「タービンハウジング」ページへ閉じる 合金粉末お客さまのニーズに合わせ、ステンレスや超合金などさまざまな鋼種を、最適な粒形状・粒度で提案し、自動車部品、電子部品の原料粉として活かされています。「合金粉末」ページへ閉じる 特殊鋼の活躍の場は、空の上にも。たくさんの乗客を乗せて空を飛ぶ航空機。そのエンジンにも、私たちの製品が使われています。特殊鋼が使用されるのは、安全で快適な航行を支える重要な部品。高い技術を活かして、航空機の高速化や燃費向上に貢献しています。航空機エンジンシャフト素材高強度、高靭性、耐熱性を実現し、航空機の航続距離・燃費向上に貢献。主要な航空機エンジンメーカーの製造認定を取得しています。「素形材製品」ページへ閉じる 人と人を結ぶ、身近な情報機器の中に。パソコン、スマートフォン、タブレット端末など、暮らしに欠かすことのできない情報機器。その内部にも、私たちの製品が使われています。ターゲット材表示ディスプレイ、半導体、金型・工具のハードコートなどに用いられる薄膜の原料として、高純度・高密度・低ガス成分のターゲット材を提供しています。「薄膜ターゲット」ページへ閉じる 磁石モータの小型化、高性能化が進む自動車、省エネ家電の分野などで、用途に応じて、耐食性、磁気特性、熱安定性などの機能を持つ磁石を提供しています。株式会社ダイドー電子の製品です。「磁石」ページへ閉じる 世界の海を航行する船舶で働く。地球のおよそ7割を占める海。貨物、乗客を安全に運ぶ船舶向けに舶用バルブをはじめ、耐食性と耐熱性に優れた製品を供給しています。舶用バルブ耐摩耗性、耐高温性という異なった特性を併せ持つ船舶用ディーゼルエンジン排気バルブ。「素形材製品」ページへ閉じる 発電所でも大同特殊鋼の製品が!火力発電所の設備にも、大同特殊鋼の製品が使われています。普段の生活の中で目にすることはありませんが、私たちの暮らしを支える重要な設備です。電気の安定供給に貢献するために、特殊鋼が活躍しています。コンプレッサーディスク高温、高速回転の過酷な環境となる火力発電所の心臓部で、優れた機能や耐久性を発揮。電気エネルギーの高効率かつ安定した供給に貢献しています。「素形材製品」ページへ閉じる 素材のみならず、製造プロセスでも。ものづくりを支える金型に用いられる素材として。また、特殊鋼製造で培ったノウハウと技術を活かし、エンジニアリング分野でも活躍しています。工具鋼・金型用鋼ものづくりに欠かせない金型に用いられる、強靭で付加価値の高い素材。熱間鍛造、ダイカスト、冷間加工、プラスチック成形用などがあります。「工具鋼・金型材料」ページへ閉じる STC®自動車用ボルトやシャフト用素材の熱処理に最適な焼鈍炉です。バッチ炉の多品種小ロット生産性と連続炉の省エネ特性両方を併せ持つヒット商品です。「STC®焼鈍炉」ページへ閉じる 真空浸炭炉シンクロサーモ®高品質が求められる自動車部品などに最適なスリムバッチ型真空浸炭炉です。必要な時に必要な量だけの生産が可能で、工程間在庫の大幅削減に貢献します。「シンクロサーモ®」ページへ閉じる 人と街をつなぐ鉄道の安全を守る。高速で走る車両の安全を守るため、線路の交差する分岐点、車両用軸受にも製品を供給しています。マンガンクロッシング鉄道レールの分岐部に使用されるマンガンクロッシング。耐摩耗性、耐衝撃性などに優れ、新幹線向けシェアは100%を誇ります。株式会社大同キャスティングスの製品です。「マンガンクロッシング」ページへ閉じる 軸受鋼機械回転部のあらゆる箇所で活躍する、ベアリング(軸受)に使われる素材です。強度や硬度、耐摩耗性、高い清浄度が要求されます。[写真] ベアリング「高速精密鍛造製品」ページへ閉じる 高度化する医療現場にも進出。チタン・チタン合金は耐食性の良さ、軽量かつ高強度であること、そして生体適合性の良さから、医療分野での使用が増加しています。チタン軽量、比強度、高耐食性、生体適合性、非磁性など優れた特性を備えた素材です。医療材料やスポーツ用品にも広く使用されています。[写真] 歯根株式会社アクトメント殿提供「チタン合金・形状記憶合金」ページへ閉じる
大同特殊鋼の技術や研究開発、先進的な生産設備……。それらが時代と共にどう移り変わってきたのか。創業以来の歩みをたどりました。私たちが積み重ねてきたものの大きさを、一つひとつの「事実」から感じてください。SCROLL「日本の電力王」として知られる福沢桃介によって幕を開けた、大同特殊鋼の創業期。それは、日本における電気炉を使った特殊鋼生産の黎明期でもあります。特殊鋼業界をリードし続ける当社の歴史は、ここからスタートしました。知多工場の操業開始に象徴されるように、果敢な挑戦を次々に行っていった時代です。戦後の苦境から立ち直った後、当社はモータリゼーションの波に乗って着実に成長を遂げていきました。日本の製造業の発展に伴い、特殊鋼の需要が拡大し続けたのがこの時代です。世の中のニーズの変化に対応するため、設備の増強と生産の効率化に取り組んでいきました。グローバリゼーションが進む現在、世界市場を勝ち抜くことのできる製品が求められています。より付加価値の高い製品を生み出すために、さらなる技術開発に力を注いでいます。初代アーク炉1.5t福沢桃介が名古屋電燈の顧問を務めていた寒川恒貞に命じて製造したのが、容量1.5トンの初代アーク炉。現在は「社宝」として知多工場に展示されています。工業用アーク炉の誕生No.1大同特殊鋼の初代アーク炉は、工業用としては国内初の電気製鋼炉です。日本の電気製鋼の扉を開く、大きな一歩となりました。閉じる「電気製鋼」創刊1925年特殊鋼の技術普及と研究発表の場を提供する目的で創刊された技術広報誌。2009年に「大同特殊鋼技報 電気製鋼」と名前を改め、現在も継続して発行中です。閉じる東京タワー頂上の想定最大風速90m/s東京タワーの頂上のアンテナに採用されていた大同特殊鋼の高張力鋼。巨大竜巻に匹敵する強風が吹いても耐えていました。閉じるマンガンクロッシングのシェア100%鉄道レールの分岐部分に使用されているのがマンガンクロッシングです。高速走行する新幹線のレール向けはすべて大同の製品です。閉じる知多工場操業開始1962年モータリゼーションの進化による特殊鋼需要の拡大に対応するため、1962年に誕生。年間粗鋼生産量150万トンは特殊鋼一貫生産工場として世界最大級の規模です。閉じる連続鋳造機44m知多工場の第2連続鋳造機は、44mという見上げるほどの高さを誇る、壮大なスケールの鋳造機。丸型断面母材を垂直式で連続鋳造できる、世界に二つとない設備です。閉じる自動車用エンジンバルブの耐熱温度900℃エンジンバルブとは、高速で動き、燃焼ガスを吸排気する部品。900℃の高温でも変形や摩耗が起こらない性能が求められます。閉じる鉄スクラップの溶解温度1,600℃特殊鋼の主原料である鉄スクラップが溶ける温度。この想像を絶する高温は、アーク炉の中に大量の電流を流すことによって生まれます。閉じる特殊鋼の種類2000種大同特殊鋼が生産する特殊鋼の種類は、2,000種類以上。多品種生産によって、お客さまの多様なニーズに対応しています。閉じる鍛造機の加圧力7,000t渋川工場に設置されている鍛造機の加圧力は、もっとも大きなもので何と7,000トン。熱した鋼に大きな力を加え、必要とされる形に整えていきます。閉じる線材圧延速度100m/s製品が巻き取られる際のスピードは、秒速100m(時速360km)以上。新幹線を上回るスピードで、線材コイルが生み出されていきます。閉じる合金粉末の小ささ5μmハイブリッド自動車や電子部品に使われている合金粉末の直径は、もっとも小さいもので5μm。性能向上や製造コスト削減に役立てられています。閉じる知多工場累計製鋼量60,000,000t2013年6月に、知多工場の累計製鋼量が6,000万トンに達しました。1962年の初出鋼以来、半世紀の歳月をかけて達成した数字です。閉じる大同グループ社員数10,000人大同グループ全体の社員数は、約10,000人。世界中で働くグループ社員が、高い意識を持って仕事に取り組んでいます。閉じる知多工場製鋼革新合理化150t アーク炉導入2013年秋、知多工場に容量150トンのアーク炉が誕生。エネルギー効率の高い新型炉導入をはじめ製鋼工場内の物流整流化を図ることで、製鋼プロセスを抜本的に合理化しました。閉じる
特殊鋼メーカーとしての使命を果たす上で、決して忘れてはならないもの。それが、安全と品質へのこだわりです。技術と知識、ものづくりの精神を受け継ぎ、安全と品質を確かな形で守り続けていく。未来に向けた、私たち一人ひとりの決意です。SCROLLお客さまに満足をお届けするため、品質向上に取り組んでいます。ものづくりに携わる企業にとって「職場の安全維持」は、何よりも重要なこと。当社は「安全と健康は幸せの原点」「安全無くして生産なし」「安全を全てに優先する」を基本理念に、社員の安全確保に全力を注いでいます。当社は安全教育の場として、「危険体感塾」を開講。また、危険を見抜く力を養うために「危険予知塾」を開き、安全に関する感性の向上に努めています。安全感性を高める「危険体感塾」「危険予知塾」社員一人ひとりの意識を高め、安全維持に努めています。回転曲げ疲労試験機による耐久性テスト当社は、「品質は現場で造り込む」という基本思想に立ち、ものづくり力を徹底して強化。常にお客さまに満足していただける製品づくりに挑戦しています。品質追求に取り組む姿勢は、検査体制の充実にも表れています。当社の製品の多くは、自動車や航空機のエンジン部品など人命に関わる重要なもの。高水準の検査によって品質を維持するため、各種工業規格や当社独自の規格に基づいて試験・検査を行うことはもちろん、検査機器の精度追求や検査員の技術向上にも力を注いでいます。誇りと使命感を持って働ける人材を製造現場に送り出しています。技術学園生の実習風景社会を支える人材を育て、仕事のノウハウや技術を受け継ぐことは、企業が果たすべき重要な使命です。こうした考えに基づいて大同特殊鋼では、次世代を担う人材の育成に力を注いでいます。その中でも技術者教育の第一歩となるのが、高等学校卒業者に実践的な教育を行う「技術学園」。ここでは約10ヵ月のカリキュラムで基礎的な技能を身につけるとともに、安全や品質を守る意識を高め、ものづくりに対する使命感を養います。「技術学園」ページへ
大同特殊鋼の未来。それは、地域の人々の笑顔や、美しい地球環境とともにあります。環境との共生を図り、地域への貢献を果たし続けること。それが私たちの、未来への約束です。SCROLL大同特殊鋼は環境負荷低減への取り組みを進めているほか、文化・スポーツ活動を支援する取り組みや、地域の皆さまとの交流イベントなどを積極的に展開。今後もこうした活動を通し、社会への貢献を果たしていきます。次の世代に美しい地球環境を残すために。大同特殊鋼は、環境負荷低減の取り組みに力を注いでいます。環境負荷の低減は、大同特殊鋼が果たすべき大きな責務です。当社は環境負荷物質を抑制するための各種設備の導入や技術開発に力を注ぐとともに、社内においても環境マネジメントシステムを構築。社員教育や製造現場の監査にも力を注ぎ、循環型社会の実現をめざした取り組みを進めています。また物流面で取り組んでいるのが、トレーラーによる輸送から鉄道や船舶による輸送に代替する「モーダルシフト」の推進です。トレーラーを使用した場合と比べたCO2排出原単位は、船舶では約8割、鉄道では約9割も削減することができます。当社はモーダルシフトを積極的に進め、物流面でのCO2排出量削減を実現しています。「環境への責任と貢献」ページヘ知多工場では、雨天時でも鋼材を出荷できる全天候バースを使用しています。専用の無蓋コンテナを使用し、輸送品質・積載効率の向上に取り組んでいます。文化活動支援 名演奏家シリーズチェロ奏者 宮田 大地域の音楽文化を守り、育てていきたい。そんな思いから始まったのが、「名演奏家シリーズ」です。本シリーズは、1987年に中部日本放送株式会社の企画・主催によって始まり、その後1991年から当社の単独協賛で開催されています。各分野で活躍するアーティストを招き、魅力あふれる演奏をお届けしています。「メセナ活動」ページへ地域貢献 地域とのふれあいイベント工場内に作られた緑豊かな環境で、幻想的なホタルの光を楽しむ。そんなひとときを地域の皆さまに提供しているのが、星崎工場の「ホタル鑑賞会」です。また、日頃から工場運営にご理解・ご協力いただいている地域の方々を対象に、渋川工場の「大同ふれあいフェスティバル」や知多工場の「サマーフェスタ元浜」、星崎工場の「秋の祭典」などのイベントを開催しています。「地域社会への取り組み」ページへ星崎工場「ホタル鑑賞会」名古屋市南区の工場敷地内にホタルが育つ環境を作って地域の方をお招きし、ホタルの光を楽しんでいただいています。知多工場「サマーフェスタ元浜」東海市の自治会が主催する「サマーフェスタ元浜」に協賛しています。大同特殊鋼では日本リーグ(男子)最多優勝回数を誇るハンドボール部をはじめ、8つの運動部が活動しています。バレーボール部はV・チャレンジリーグ1男子、バドミントン部は日本リーグ男子2部に所属、また剣道部は古くから活動が盛んです。 大同特殊鋼ハンドボール部 フェニックス大同特殊鋼バレーボール部 レッドスター大同特殊鋼バドミントン部
SCROLL大同特殊鋼は、名古屋に本社を置く世界最大級の特殊鋼専業メーカーです。自動車や航空機などの輸送機、発電所や産業機械、パソコンや携帯電話など様々な分野に素材を提供し、見えないところで世界の産業を支えています。大同特殊鋼は、世界最大級の特殊鋼専業メーカーです。見えないところで世界の産業を支えています。詳しく見る摂氏1600度。想像を絶する高温は、雷のような強い放電によって生まれる。鉄スクラップは溶け、特殊鋼という新たな存在へ。今日もこの場所で、鋼に生命が宿る。特殊鋼とは、その名の通り、特殊な性質を持った鋼(はがね)のこと。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、実は「人々の暮らし」や「産業の発展」に欠かすことができない素材です。特殊鋼とは、特殊な性質を持った鋼(はがね)のこと。「人々の暮らし」や「産業の発展」に欠かすことができない素材です。詳しく見る出荷された特殊鋼は、その後どんな場所でその使命を果たすのか。それぞれの場所で最適な性能を発揮できる素材を提供するために、私たちは終わりなき技術追求に取り組んでいます。私たちが作る特殊鋼は、人目に触れることの少ない製品。しかし実はとても身近で、重要な場所に使われています。一つひとつの製品がどんな役割を果たし、どんな可能性を拓こうとしているのか。その中の一部をご紹介しましょう。特殊鋼はとても身近で、重要な場所に使われています。その中の一部をご紹介しましょう。詳しく見る大同特殊鋼の技術や研究開発、先進的な生産設備……。それらが時代と共にどう移り変わってきたのか。創業以来の歩みをたどりました。私たちが積み重ねてきたものの大きさを、一つひとつの「事実」から感じてください。大同特殊鋼の技術や研究開発、先進的な生産設備……。創業以来の歩みをたどりました。詳しく見る特殊鋼メーカーとしての使命を果たす上で、決して忘れてはならないもの。それが、安全と品質へのこだわりです。技術と知識、ものづくりの精神を受け継ぎ、安全と品質を確かな形で守り続けていく。未来に向けた、私たち一人ひとりの決意です。特殊鋼メーカーとしての使命を果たす上で忘れてはならないもの。それは、安全と品質へのこだわりです。詳しく見る大同特殊鋼の未来。それは、地域の人々の笑顔や、美しい地球環境とともにあります。環境との共生を図り、地域への貢献を果たし続けること。それが私たちの、未来への約束です。環境との共生を図り、地域への貢献を果たし続けること。それが私たちの、未来への約束です。詳しく見る大同特殊鋼の紹介特殊鋼とは製品紹介技術の歩み安全・品質社会活動
大同特殊鋼は、名古屋に本社を置く世界最大級の特殊鋼専業メーカーです。 自動車や航空機などの輸送機、発電所や産業機械、 パソコンや携帯電話など様々な分野に素材を提供し、 見えないところで世界の産業を支えています。 SCROLL 数字でわかる 事業紹介 主な生産拠点 主なグループ会社 創業年1916年社員数13,436名連結3,473名単独売上高4,904億2,100万円連結3,048億1,900万円単独グループ会社74社国内 38社海外 36社連結工場面積東京ドーム 約45個分(2,115,000㎡)単独特殊鋼鋼材*売上数量*117.6万t単独研究開発費60億円連結数値は2020年3月期実績* 旧特殊鋼鋼材の売上数量事業紹介
特殊鋼が生まれる様子を描いたシンフォニー。美しい音の世界ができました。特殊鋼の“鼓動”を収録 大黒淳一氏が自ら大同特殊鋼の各工場を訪れ、製造工程から聞こえてくる特殊鋼の“鼓動”を収録。これらを組み合わせてひとつの音楽にしました。この音楽を通して、大同特殊鋼のものづくりの物語(ストーリー)を感じていただきたいと思います。大黒淳一(サウンドアーティスト) 1974年、札幌生まれ。幼少期から作曲を始め、数々の賞を受賞。06年に渡欧以降、国内外でCM音楽の制作から音響空間設計まで、幅広い音楽活動を展開しつつ、現代美術のフィールドでサウンドアート作品を発表している。[1] 鉄スクラップヤード [2] 溶鋼サンプル採取・火造品検査 [3] Daido Future Beat [4] 高速4面鍛造機・棒鋼整備検査 [5] 鉄スクラップヤード [6] アーク炉放電・ 溶鋼サンプル採取 [7] 8000tプレス [8] 小型高速4面鍛造機・7000tプレス [9] 剣道部 [10] ハンドボール部 [11] 棒鋼圧延 [12] 鋼片整備検査 [13] ビオトープ [14] Daido Beat [15] アーク炉放電Daido Future Beat:棒鋼整備検査・鋼片整備検査・アーク炉放電・ハンドボール部・剣道部Daido Beat:鉄スクラップヤード・8000tプレス・ハンドボール部・剣道部・小型高速4面鍛造機・高速4面鍛造機・線材圧延・鋼片整備検査・型鍛造品整備検査ダウンロード~ Heart Beat of Daido Steel ~Normal(5分42秒 / 8.2MB)MP3再生※音が出ますShort(2分10秒 / 3.1MB)MP3再生※音が出ます ZIP保存 ZIP保存