「日本の電力王」として知られる福沢桃介によって幕を開けた、大同特殊鋼の創業期。それは、日本における電気炉を使った特殊鋼生産の黎明期でもあります。特殊鋼業界をリードし続ける当社の歴史は、ここからスタートしました。
知多工場の操業開始に象徴されるように、果敢な挑戦を次々に行っていった時代です。戦後の苦境から立ち直った後、当社はモータリゼーションの波に乗って着実に成長を遂げていきました。
日本の製造業の発展に伴い、特殊鋼の需要が拡大し続けたのがこの時代です。世の中のニーズの変化に対応するため、設備の増強と生産の効率化に取り組んでいきました。
グローバリゼーションが進む現在、世界市場を勝ち抜くことのできる製品が求められています。より付加価値の高い製品を生み出すために、さらなる技術開発に力を注いでいます。


初代アーク炉
1.5t
福沢桃介が名古屋電燈の顧問を務めていた寒川恒貞に命じて製造したのが、容量1.5トンの初代アーク炉。現在は「社宝」として知多工場に展示されています。
工業用アーク炉の誕生
No.1
大同特殊鋼の初代アーク炉は、工業用としては国内初の電気製鋼炉です。日本の電気製鋼の扉を開く、大きな一歩となりました。















知多工場製鋼革新合理化
150t アーク炉導入
2013年秋、知多工場に容量150トンのアーク炉が誕生。エネルギー効率の高い新型炉導入をはじめ製鋼工場内の物流整流化を図ることで、製鋼プロセスを抜本的に合理化しました。