インダクタンスの直列接続
インダクタンス1個の端子電圧と流れる電流の関係は、

で与えられる。このインダクタンスを直列に接続すると、すべてのインダクタンスを流れる電流は共通であるから、個々のインダクタンスに結合がなければ、

よって、

とすれば、合成インダクタンスは、次式で求められる。
![L0=L1+L2+・・・+Ln[H]](img/inductance_series_img4.jpg)
インダクタンスL1、L2が直列に接続され、このインダクタンスの間に相互インダクタンスMで結合がある場合は、
![L0=L1+L2±2M[H]](img/inductance_series_img5.jpg)
である。ただし、コイルの磁束が加え合わさる接続であれば+号を、減ずる方向であれば-号となる。二つのコイルの結合係数をkとすれば、
![M=k√L1L2[H]](img/inductance_series_img6.jpg)
である。
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