透磁率とは
磁束密度Bは、磁界の強さHに比例するので、
![B=μH[T]](img/permeability_img1.jpg)
となり、このμを透磁率という。真空中では、
![μ=μ0=4π×10-7[H/m]](img/permeability_img2.jpg)
である。

を比透磁率という。空芯コイルの自己インダクタンスをL0とすれば、このコイルに透磁率μrの磁性材料をコアとして用いれば、自己インダクタンスは

となる。
実用的な強磁性材料では、透磁率μは必ずしも一定の値を持たず、外部から加えられた磁界の強さによって変化する。よって、磁界の強さHと磁束密度Bの間には比例関係が成立せず、非直線性となる。磁化曲線の形は磁性材料の種類によって著しく異なるが、一般的な傾向としては、磁界が小さい時は磁化の増加が緩やかであり、その後急激に増加し、やがて飽和して一定の磁化となる。磁化曲線は温度の影響を受ける。
 
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