直線状電流による磁界とは
直線状の導体の周りの磁界の強さは、ビオ・サバールの法則によって求めることができる。無限に長い直線状の導体に電流I[A]が流れているとき、この導体から距離a[m]離れている点の磁界強度を求める。観測点Pから導体におろした垂線との交点をOとし、Oから導線に沿って距離ℓ[m]離れた点の長さdℓ[m]の長さの部分が点Pに作る磁界強度は、
![dH=(I/4πr^2)sinθdθ[A/m]](img/mf_linear_img1.jpg)
である。ただし、ℓ=a/tanθであるから、

また、

であるから、

となって、無限の線路について考えれば、
![H=∫0πdH=(I/4πa)∫0ππsinθdθ=I/2πa[A/m]](img/mf_linear_img5.jpg)
となる。
 
										軟磁性材料に関するお問い合わせ
 
             
             
             052-308-3948
052-308-3948