真空脱ガス法は、転炉やアーク炉から取鍋に出鋼した溶鋼を、二本の浸漬管をもった脱ガス槽内に吸上げ、一方の管から不活性ガスを吹き込むことにより、他方の管から溶鋼を取鍋内に戻して精錬する環流式の真空精錬装置です。
溶鋼中のガス、特に水素および非金属介在物の除去、成分調整、温度の均一化に優れ、高級鋼化への対応が可能になります。
仕様
| 基本構成 | 脱ガス槽(固定式・移動式・旋回式) | 
|---|---|
| 取鍋昇降装置 | |
| 合金添加装置 | |
| 電気抵抗加熱装置 | |
| 真空排気装置 | |
| 処理量 | 35~330t/ch | 
| 処理時間 | 10~40min | 
| 環流用不活性ガス | アルゴンガス,窒素ガス | 
| 効果 | ガス成分の除去(特に水素ガス)脱炭 | 
| 非金属介在物の除去 | |
| 合金の歩留向上 | |
| 溶鋼温度の均一化 | 
構造
 
    外観
 
     
             
             
             
                    